「大人になってから英検3級を受けるなんて、なんだか恥ずかしい…」
そんな風に感じていませんか?
学生時代に英語が苦手だった方や、長く英語から離れていた方ほど、「いまさら英検3級なんて」と自信を持てないかもしれません。
でも実は、英検3級は“やり直し英語”のスタートとして、多くの社会人に選ばれている試験なんです。
この記事では、
- なぜ大人が英検3級を受けても恥ずかしくないのか
- 実際にどんな人が受験しているのか
- 初心者でも合格できる勉強法
- 英検3級の具体的なレベルと内容
などをわかりやすく解説していきます。

英語を自信を持って学び直すきっかけになるように。
英語がちょっと苦手なあなたでも、英検3級合格までしっかりサポートします!

TOEIC900超 × 英語学習習慣化アドバイザー
まなぶ
元・英語アレルギーの会社員。英語力ゼロで社会人留学 → 帰国後にTOEIC905点を取得。 現在は、マーケティング職で「英語×ビジネス」を武器にキャリアアップ中。 忙しくても続く英語学習法を研究し、3年間毎日英語学習を継続中。 自分自身の失敗と試行錯誤をベースに、英語初級者がゼロからやり直すためのロードマップを発信している。 X(旧Twitter)・note・ブログにて「勉強が続かない人に寄り添う発信」を展開中。 英語が苦手なあなたでも、続けられて、話せるようになる。それを証明してきたひとり。
目次
- 【はじめに】「英検3級を受けるのって恥ずかしい?」と思ったあなたへ
- なぜ「今」大人が英検3級を受けるべきなのか?
- 英検3級ってどんなレベル?本当に“中学英語”だけで大丈夫?
- どの級から受けるべき?自分にぴったりの英検レベル診断
- 英検3級を大人が受けるのは恥ずかしいこと?率直に答えます
- 英検3級のレベルってどれくらい?大人でも解ける内容なのか
- 大人が英検3級に合格するための勉強法と教材選び
- 社会人が英検3級合格を目指すためのスケジュール例
- 英検3級の一次試験と二次試験(面接)の内容と対策ポイント
- リーディング対策のコツ
- ライティング対策のコツ
- リスニング対策のコツ
- 忙しい大人でも続けられる!英検3級の効率的な勉強法
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|大人こそ、英検3級からの学び直しが価値になる
【はじめに】「英検3級を受けるのって恥ずかしい?」と思ったあなたへ

「中学のとき、英語のテストはほとんど赤点。でも最近、子どもが英検の勉強をしているのを見て、なんだか私もやってみたくなったんです」
そんなふうに話すのは、2人の子どもを育てる40代の主婦Aさん。
学生時代に英語が苦手だった彼女が、30年ぶりに英語を勉強しはじめて、英検3級の受験を決めました。理由はシンプル。
「もう一度、自分に自信を持ちたかったから」
Aさんのように、「英語に苦手意識はあるけど、やり直したい。でも英検3級って…なんか恥ずかしくない?」
と思っている大人の方は、実はたくさんいます。
英検3級=中学生レベルというイメージがあるので、
- 今さらそんな試験を受けるのはカッコ悪いかも…
- 会場に行ったら学生ばっかりで浮きそう
- そもそも大人が3級取って意味あるの?
こんなふうに考えてしまうのも、よくわかります。
でも、安心してください。

英検の公式データ(出典:英検公式サイト)によると、2023年度の受験者数は約450万人。
そのうち約64万人が「その他」=社会人・主婦・シニアなどの“いわゆる大人”層です。

つまり、英検受験者のうち約14%が大人ということになります。
実際、試験会場ではスーツ姿のビジネスパーソンや、30〜50代の学び直し層も珍しくありません。
中高生は学校単位で別の会場で受けることも多いため、一般受験の現場では「むしろ大人の方が多い」と感じるケースもあるほどです。
「恥ずかしいかも」と心配している方へ伝えたいのは――
あなたと同じように、“今の自分のままで英語にもう一度チャレンジしたい”と思って行動している人が、すでにたくさんいるということ。
そして一番大切なのは、「誰かと比べてどうか」ではなく、“やってみたいと思った自分の気持ちを信じること”。
英語に苦手意識があっても、ブランクが長くても、関係ありません。
少しでも「やってみようかな」と思えた今こそ、はじめどきです。
この先では、
・なぜ英検3級は大人におすすめなのか
・どんなレベルなのか
・どう勉強すれば合格できるのか
・実際に受けた人のリアルな声
などを、わかりやすく紹介していきます。
ぜひ、リラックスして読み進めてみてくださいね。
なぜ「今」大人が英検3級を受けるべきなのか?

英検3級って、なんとなく「学生のための試験」というイメージがあるかもしれません。
でも実は、今のあなたのような“大人”にこそ、英検3級はとても意味のある資格です。
ここでは、「なぜ、英語を学び直したい大人が英検3級を受けるべきなのか?」その理由を3つに分けて紹介します。
英語に苦手意識がある人こそ、最初の成功体験になる
「英語が嫌いだった」
「テストの点数が悪かった」
「まったく覚えていない…。」
そんな過去があると、「もう一度英語を勉強しよう」と思っても、なかなか気が重いものです。
でも、英検3級は基礎からやり直すのにちょうどいいレベル。
中学英語の復習をしながら、「できた!」を積み重ねることで、少しずつ自信がついていきます。
そしてその小さな自信が、英語を“続けたくなる気持ち”に変わっていきます。
TOEICのようにスコアが出るタイプの試験と違って、合格・不合格がはっきりしているのも、大人にとってわかりやすく達成感があるポイントです。
英検3級は「4技能」をバランスよく伸ばせる
TOEICは「リスニング」と「リーディング」だけですが、英検3級は「読む・聞く・書く・話す」の4技能すべてを測る試験です。
そのため、資格のためだけでなく、英語を“使えるようになる”ための土台づくりにもぴったりです。
たとえば、合格するには英作文(ライティング)も必要ですし、面接(スピーキング)もあります。
このあたりは、将来「英会話をしたい」「旅行で英語を使いたい」と思っている人にとって、大きなアドバンテージになります。

「将来英語を話せるようになりたい」と考えている人は、
最短ルートを紹介しているこちらの記事がおすすめです!
自分の人生に、もう一度“学ぶ楽しさ”を取り戻せる
大人になると、学ぶことって義務じゃないですよね。
だからこそ、自分で選んで何かに挑戦するって、とても尊いことです。
英検3級のように、明確な目標があって、合格というゴールがあるものは、「結果が見える」から続けやすいんです。
- 転職やキャリアアップのきっかけにしたい
- 子どもに「お母さんも勉強してるよ」と伝えたい
- 自分を変えるきっかけがほしい
そんな思いがあるなら、まずは英検3級という“手の届く目標”から始めてみるのがちょうどいい。
人生を変えるような大きなことじゃなくても、今まで避けてきたことにもう一度向き合ってみるだけで、日常がちょっと前向きに変わります。

この先では、英検3級の実際のレベルや試験内容について詳しく紹介していきます。
「本当に私でもできるの?」という不安を、ここでしっかり解消していきましょう。
英検3級ってどんなレベル?本当に“中学英語”だけで大丈夫?

「英検3級=中学卒業レベル」とよく言われますが、実際どのくらいの英語力が必要なのか、少し曖昧ですよね。
ここでは、英検3級の難易度や、出題される内容の具体例を紹介していきます。
まずはざっくりと、英検3級で求められる英語力を見てみましょう。
英検3級のレベルは「中学英語を理解していること」
英検3級では、以下のようなスキルが求められます。

出典 : 英検HP 各級の目安
- 基本的な文法(現在形・過去形・未来形・助動詞など)
- 中学で習う単語(目安として1200〜1600語程度)
- 短い会話文や日常的な長文の読み取り
- 英語の音声を聞いて内容を理解する力
- 質問に対して自分の意見を簡単に英語で答えるスピーキング力
難しすぎる印象があるかもしれませんが、基礎から丁寧に復習すれば十分に合格が狙えるレベルです。
特に「長年英語から離れていた方」「学生時代の記憶が薄れている方」にとっては、ちょうど良い“学び直しの入り口”になります。
まずはチャレンジ!英検3級の例題でレベルチェック
英検3級では、こんな問題が出題されます。以下の空欄に入る正しい選択肢を選んでみてください。
問題 1
Andy lives on the sixth floor of a big building. His friend David lives in the apartment ( ) on the fifth floor.
- back 2. below 3. before 4. later
問題 2
A: Look at the monkey ( ) a banana over there.
B: Oh, it’s really cute.
- to eat 2. ate 3. eating 4. eats
問題 3
When you speak in front of many people, you must speak in a ( ) voice.
- tall 2. long 3. loud 4. wide
正解
1 → 2. below
2 → 3. eating
3 → 3. loud
いかがでしたか?
2問以上迷った方は、もしかすると中学英語の理解がややあいまいになっているかもしれません。
でも安心してください。英検3級の勉強は、中学英語の基礎をじっくり固め直すことから始めればOKです。
「3級すら難しい」と感じたとしても、それは自然なこと。
大人になってからの勉強は、“わからないことに気づける力”があるのがむしろ強みなんです。
解けなくても大丈夫。中1レベルから始めればいい
英検3級に出る単語や文法は、中1〜中3の内容をしっかり復習すれば十分カバーできます。
- 文法が不安なら:中学英文法の解説書からスタート
- 単語が不安なら:英検3級レベルの単語帳やアプリで反復
- リスニングが不安なら:短い英文を毎日聞き流すだけでもOK
「まずは中1からやり直そう」と割り切って始めた人の方が、結果的にスムーズに伸びていくことも多いです。
おすすめ教材
どの級から受けるべき?自分にぴったりの英検レベル診断

「英検3級から始めるのがいいのはわかる。でも、本当に自分に合ってる?」
「社会人なら準2級や2級を受けたほうが“カッコいい”んじゃないの?」
そんなふうに迷う方も多いと思います。
ここでは、大人が英検を受ける上での“級の選び方”を、目的別・レベル別に整理します。
英検のレベルと特徴をおさらい
級 | レベルの目安 | 特徴 |
5級 | 中1程度 | 英語を始めたばかりの人向け。スピーキングは録音形式 |
4級 | 中2程度 | 短い英文を読んだり、基本的な会話ができる |
3級 | 中3卒業程度 | 英作文・面接あり。日常的な会話の基礎をカバー |
準2級 | 高校中級 | 実用的な話題も増え、履歴書にも書ける |
2級 | 高校卒業〜大学受験 | 留学や就職でも評価されるレベル |
出典 : 英検HP 各級の目安
「級が上の方がすごい」というわけではありません。
大切なのは、今の自分のレベルに合ったところから始めることです。

難しすぎる目標を立てると、途中で挫折しやすくなるので注意が必要です!
チャートで診断:あなたに合う級はどこ?
以下の簡易チャートで、今のあなたに合う級を見てみましょう。
- 英語学習にブランクがある or 中学レベルからやり直したい
→ YES → 英検3級 or 4級から始めるのがおすすめ - 簡単な英文は読める・聞けるけど、話す・書くは苦手
→ YES → 英検3級で4技能をバランスよく伸ばそう - 英語を使う仕事や転職を考えている
→ YES → 目標として準2級 or 2級を設定。ただし3級から着実に積み上げてもOK - TOEICや大学入試英語をある程度やっていた
→ YES → 準2級からスタートするのもアリ
英検3級は「基礎のやり直し」にちょうどいいレベル
特に大人の場合、「昔やってたけど、もう忘れちゃってる」という人が多いですよね。
・中学英語をちゃんと理解できていない気がする
・単語も文法も不安だから、勉強の仕方がわからない
・リスニングや英作文なんて手をつけたことがない
そういった場合、いきなり準2級や2級を目指すより、3級から始める方が圧倒的に効率的です。
焦らず、一歩ずつ。英検は階段式にレベルアップできる資格試験なので、まずは「確実に合格できる級」から自信をつけていきましょう。
英検3級を大人が受けるのは恥ずかしいこと?率直に答えます

SNSやネットの掲示板でよく目にするのが、「大人になって英検3級を受けるなんて恥ずかしいのでは?」という声。
このセクションでは、その不安や誤解にハッキリと答えていきます。
実際、大人の英検受験者は意外と多い
英検の公式発表によると、全受験者の約10%は社会人(=大人)。つまり、年間40万人近くが大人として英検を受けているというデータがあります。(出典 : 英検HP 各級の目安)
また、中高生は学校や塾単位での団体受験が多く、一般会場には大人の割合がさらに高いとも言われています。
試験会場に行っても「自分だけ浮いてる…」という状況には、まずなりません。

「実際に行ってみたら、大人の方もたくさんいてホッとしました」
こんな体験談も多く、心配しすぎる必要はありません。
「恥ずかしい」と感じる理由は、間違った比較のせい
「大人なのに3級って…」と感じてしまう背景には、
・子ども向けの試験というイメージ
・他人と比べてしまう心理
・昔の自分の失敗体験
などがあります。
でもよく考えてみてください。
勉強して挑戦することが“恥ずかしい”わけがありません。
むしろ、英語から遠ざかっていた人が、再び前向きに学び始めるのは、大人だからこそできる誇るべき行動です。
英語を通して自分をアップデートしようとしているあなたは、誰よりも一歩先に進んでいます。
何もしない人より、やる人のほうが100倍かっこいい
「TOEICじゃないと意味がない」「3級はレベルが低い」そんな意見もあります。
でも、それはやってない人の“評論”でしかありません。
・英検3級には、英作文・面接もある → 実用的な力がつく
・4技能すべてを学べる → 会話や実践にもつながる
・ステップアップしやすい → その後の準2級・2級にもつながる

資格のレベルうんぬんよりも、「実際に勉強したか」「英語に向き合ったか」の方が、はるかに大切です。
英検3級のレベルってどれくらい?大人でも解ける内容なのか
「英検3級って中学生レベルって言われるけど、自分に解けるのかな…?」
そう思う方も多いはずです。結論から言うと、中学英語を基礎からやり直せば十分合格できます。
ここでは、英検3級の試験内容と、レベル感がわかるオリジナル問題を紹介します。
英検3級は「中学卒業レベル」
英検3級の目安は「中学3年生までの英語」。
英検3級の公式HPにも上記のように記載されています。
つまり、英語にブランクがある大人でも、中学英語を復習するだけで十分に戦えるレベルです。
試験は一次試験と二次試験に分かれています。
- リーディング(文法・語彙・長文)
- ライティング(簡単な英作文)
- リスニング(会話や説明を聞いて選択)
- 短い英文の音読
- イラストに関する質問
- 自分の考えや生活に関する簡単な質疑応答
形式も内容もシンプルなので、「学生の頃から英語が苦手だった…」という方でも、基礎から取り組めば確実に合格が見えてきます。
実際にどんな問題が出るの?オリジナル例題でチェック
ここでは、英検3級と同等レベルの問題をいくつか作成しました。ご自身の感覚を確かめてみてください。
【語彙・文法問題】
Q1
My sister always ( ) her homework before dinner.
- do 2. did 3. does 4. doing
→ 正解:3. does
「妹はいつも夕食の前に宿題をします」。“always” という習慣の文なので現在形、主語が三人称単数(my sister)なので “does” が正解です。
Q2
A: I’m going to visit Kyoto this weekend.
B: That’s great! ( ) you been there before?
- Were 2. Are 3. Have 4. Did
→ 正解:3. Have
「今までに京都に行ったことある?」という現在完了の定番表現。“Have you been to 〜?” は英検3級の頻出フレーズ。
Q3
Tom is taller ( ) his brother.
- than 2. of 3. to 4. from
→ 正解:1. than
比較級 “taller” が使われているので、比較対象を表す “than” を選びます。
【ライティング問題】
質問:
Do you like studying English at home? Why or why not?
模範解答:
Yes, I do. I like studying at home because it is quiet and I can use my time freely.
「はい、好きです。家は静かだし、自分のペースで勉強できるからです。」
→ シンプルでも、自分の考えと理由がセットになっていればOK。
【リスニング模擬問題】
A: Let’s play tennis this afternoon.
B: ( )
- Yes, I’d love to.
- I’m watching TV now.
- Tennis is in the park.
- No, I don’t want books.
→ 正解:1. Yes, I’d love to.
難しすぎる?それとも意外といけそう?
実際に問題を見てみて、「あれ、思ったよりできるかも」と感じた方もいるかもしれません。
英検3級は、ブランクがある大人でも“やり直し英語”の入り口として最適なレベル。リスニングやライティングといった、実際に“使える英語”もバランスよく問われるため、実力アップの実感も得やすいのが特徴です。
大人が英検3級に合格するための勉強法と教材選び
「英語の勉強なんて久しぶりすぎて、どこから手をつければいいかわからない…」
そんな大人の方のために、英検3級合格を目指す上で効果的な学習ステップと、おすすめの教材を紹介します。
勉強は「基礎→試験対策」の順番が正解
英検3級に合格するためには、中学英語の基礎→英検3級の形式対策の順に進めるのが最も効率的です。
- 英文法の基礎(現在形・過去形・助動詞・比較など)
- 中学英単語1200語レベル
– 短い会話を聞いて内容を理解する
– 自分の意見を1〜2文で書く練習
– 時間を測って解く
– 答え合わせ+復習で知識の定着を図る
忙しい大人におすすめの教材・サービス
時間のない社会人でも取り組みやすい、市販教材や無料ツールを紹介します。
【文法・単語】基礎固めに使える教材
【リスニング・スピーキング】に使える教材
【過去問】に使える教材

カテゴリ | 過去問 |
教材名 | 英検3級 過去6回全問題集(旺文社) |
オススメ度 | |
特徴 | ・最新6回分の本試験問題を完全収録 ・リスニング音声はアプリ・WEB両対応 ・詳しい解答・解説付きで独学に最適!間違えた理由まで学べる ・英作文や面接の模範解答例も掲載 |
時間が取れない社会人には「アプリ学習」もおすすめ
まとまった勉強時間が取れない方には、スキマ時間にできるアプリ学習が最強の味方です!
おすすめアプリ
自分のレベルに合った「マイペース学習」でOK

何よりも大事なのは、完璧を求めすぎず、自分のペースでコツコツ続けることです。
「中学レベルからやり直すなんて恥ずかしい」と思う必要はありません。
今からでも英語は伸びますし、英検3級はその“最初の成功体験”として最適なゴールです。
社会人が英検3級合格を目指すためのスケジュール例
仕事や家庭との両立で時間が限られている社会人にとって、「いつ・どれくらい勉強すればいいのか?」は非常に重要なポイントです。
ここでは、現実的なスケジュール設計の考え方と、1〜3ヶ月のモデルプランを紹介します。
まずはゴールから逆算しよう
英検は年に3回(6月・10月・1月)実施されており、申し込みは約2ヶ月前から始まります。
「次の試験日から逆算して、無理のない勉強時間を確保する」ことから始めてみましょう。
合格までに必要な勉強時間の目安
- 初学者(中学英語からやり直す人):80〜100時間
- 英語に少し触れてきた人:50〜70時間
- 中学英語はある程度覚えている人:30〜50時間
1日30分〜1時間でも、3ヶ月で十分合格可能です。

6月にテストを受ける場合は、3月に勉強を始めれば間に合いますね!
【モデルケース①】1日30分×3ヶ月プラン
3ヶ月間30分ずつ、ないしは土日にまとめて勉強したい人向けのスケジュールです。
・中学英文法の復習(参考書1冊)
・基本単語の暗記スタート(アプリ活用)
・英語に耳を慣らす(リスニング素材を毎日5分)
・英検3級レベルの読解・リスニング問題に挑戦
・ライティング問題に週1回チャレンジ
・模試1回目(実力チェック)
・過去問演習を週2〜3回
・間違えた問題の復習
・模試2回目+本番の時間感覚を身につける
【モデルケース②】1日1時間×1ヶ月短期集中プラン
「試験日が近い」「モチベが高いうちに一気に合格したい」という人向けのスケジュールです。
- 週5日×60分の内訳(目安)
・単語:15分
・文法:15分
・読解・リスニング:20分
・ライティング・面接対策:10分

短期集中ではインプット→演習→復習のループがカギ。
スマホアプリや音声付き教材を最大限活用しましょう。
無理なく継続するためのコツ
- 「時間」ではなく「習慣」で考える
「1日1時間やる!」より「朝のコーヒータイムに単語5分」のようにルーティン化。 - 完璧主義を捨てる
1日やれない日があっても問題なし。続けることが最優先。 - 可視化する
学習スケジュールを手帳やアプリで記録。「見える化」が達成感に繋がります。

英語学習を習慣化する方法は、こちらに詳しくまとめました!
英検もTOEICも、この記事を読めば確実に点数が伸びるでしょう!
英検3級の一次試験と二次試験(面接)の内容と対策ポイント

英検3級は、一次試験(筆記・リスニング・ライティング)と、合格後に行われる二次試験(面接)という2つのステップがあります。
「どんな試験?」「何を準備すればいい?」という疑問にお答えしながら、大人でもムリなく対策できるポイントをお伝えします。
一次試験はどんな内容?
一次試験は、以下の3つのパートで構成されています。
パート | 内容 | 問題数 | 時間の目安 |
リーディング | 単語・文法・長文読解 | 約30問 | 約25分 |
ライティング | 英作文(1問) | 1問 | リーディングとセットで約50分 |
リスニング | 会話や文章の聞き取り | 約30問 | 約25分 |
リーディング対策のコツ
リーディングでは、単語の意味や文の流れをパッとつかむ力が大事です。

難しく考えすぎなくて大丈夫。まずは以下のポイントを意識してみてください。
- 中学英単語をざっとおさらいするところからスタート!
- 選択肢に出てくる「引っかけパターン」に慣れておくと安心。
- わからない文が出ても、「ざっくり何を言いたいか」をつかむ感覚を大切に。
ライティング対策のコツ
毎回「あなたは○○についてどう思いますか?」というお題が出されて、自分の意見と理由を英語で書きます。
でも、あらかじめ書き方の“型”を覚えておけば、スムーズに書けるようになります。
たとえばこんな感じです:
- I like studying English. First, I want to enjoy movies without subtitles. Second, it helps me when I travel. So I think English is important.

「意見+理由2つ+まとめ」の流れで考えると楽ですよ!
リスニング対策のコツ
リスニングは放送が1回だけなので、「聞き逃さない集中力」と「耳慣れ」がカギになります。
- スマホで聞ける英検の音声やYouTubeで、スキマ時間にちょこちょこ耳を慣らすのが◎
- 聞いたあとはスクリプト(英文)を確認して、わからなかった単語をチェック
- そのあとにもう一度聞く、を繰り返すと効果的です
二次試験(面接)は何をするの?
一次試験に合格したら、次は面接(スピーキングテスト)です。
「英語で話すのムリ…!」と思うかもしれませんが、内容は意外とシンプル。流れを知って練習しておけば大丈夫です!
面接の流れ(所要時間:約5分)





対策のコツ
- 「難しいことを言う」より、「正しい文法で伝える」ことが大切。
- よく出る質問に対して、自分なりの答えを用意しておくと安心。
- 緊張してもOK。伝えようとする姿勢が評価されます。
よくある不安と対策
不安 | 対策アドバイス |
子どもに混じって面接を受けるのが不安 | 一般受験者は年齢でグループ分けされることが多いので安心です。 |
発音が不安 | 発音は気にしすぎなくてOK。内容と文法が重視されます。 |
何を聞かれるかわからなくて不安 | 面接の流れは毎回ほぼ同じ。予習しておけば落ち着いて対応できます。 |
英検3級の面接は、「日常のことを英語で伝える」ことができれば合格できるレベルです。

最初はドキドキしますが、慣れてくれば英語で話すのがちょっと楽しくなってくるはず。焦らず、コツコツ練習していきましょう!
忙しい大人でも続けられる!英検3級の効率的な勉強法
英語の勉強を始めたい気持ちはあるけど、仕事や家事で時間がない…。
そんな忙しい大人でも、やり方を工夫すれば英検3級の合格は十分に狙えます。
ここでは、限られた時間の中でも効果的に進められる勉強法をご紹介します。
勉強時間の目安は?
英検3級に必要な総勉強時間の目安は50〜100時間程度。
1日30分〜1時間を確保できれば、2〜3ヶ月で合格を目指せるレベルです。
短期集中よりも「毎日少しずつ」が成功のカギになります。
具体的な勉強プラン(平日&休日パターン)
平日(忙しい日)

忙しくても最低10分は英語に触れるようにしましょう。
英語って、めっちゃ忘れやすいです!
- 朝:単語アプリで10分(通勤中や朝食前などのスキマ時間)
- 夜:文法ドリルやリスニング問題を20分ほど
休日(まとまった時間がとれる日)

過去問はできるだけ、通しでやったほうがいいです!
実際の試験の練習になります!
- 午前:過去問1セットを通して解く(リーディング・リスニング)
- 午後:ライティングの練習 or 面接練習(音読や自問自答)
大人の学習におすすめの勉強法
単語学習はアプリが便利
スマホにアプリを入れておけば、通勤時間・休憩中にも勉強可能です。
「英検®でる順パス単」などの級別単語帳アプリが使いやすくておすすめ。
おすすめアプリ
文法は「ざっくり理解→問題演習」
完璧に覚えようとせず、まずは流れで理解。
そのあと中学英文法のドリルや市販教材で反復すると、定着しやすくなります。

完璧に理解するのは、英検3級に合格した後でも遅くない!
リスニングは「聞き流し→聞き取り→音読」
- 英検のリスニング音源をBGM感覚で流す
- 気になる部分をピックアップしてじっくり聞く
- スクリプトを見ながら音読・シャドーイング
この3ステップで「耳+口+脳」を同時に鍛えられます。
面接対策は「口に出す」が命!
頭の中だけで考えていても、いざというとき言葉が出てきません。
スマホの録音機能を使って、自分の声を録音してみるのも効果的です。
継続のコツは「目標の見える化」と「自分にやさしく」
- 目標日をカレンダーに書く
- 勉強した日はチェックをつける
- できなかった日は「まあ、そういう日もある」と割り切る
「毎日やらなきゃ」と追い込むよりも、「できる範囲でコツコツ」が一番続きます。
大人の学び直しは、自分のペースでOK。
がんばること自体が素晴らしいことなので、焦らず、でも着実に、一歩ずつ進めていきましょう。

継続のコツは下記に詳しく記載しています!
よくある質問(Q&A)
ここでは、大人になってから英検3級を受けようとしている方が感じやすい疑問・不安に対して、シンプルにわかりやすく回答していきます。
Q. 大人が英検3級を受けるのは本当に恥ずかしくないの?
A. まったく恥ずかしくありません。
実際に会場には社会人や中高年の方も多く、「大人の学び直し」として英検を活用している人が増えています。英語を学ぶ姿勢は年齢に関係なく素晴らしいことですし、恥ずかしいと感じる必要は一切ありません。
Q. どのくらいの勉強時間で合格できますか?
A. 初心者の方であれば、目安は1日30分×3ヶ月ほどです。
中学英語の復習から始める場合、合計で40〜60時間程度の学習が必要とされています。毎日少しずつ積み重ねるだけで十分到達可能です。
Q. 面接って何を聞かれるの?緊張しそう…
A. 質問内容は決まっており、難しいことは聞かれません。
英検3級の面接では、短いパッセージの音読→内容に関する質問→イラストに関する質問→日常的な質問(趣味、学校や仕事など)といった流れで進みます。回答は中学英語レベルでOK。事前に練習しておけば、安心して臨めます。
Q. 3級って、取っても意味あるの?
A. あります。自信・継続意欲・実力確認につながります。
たとえ履歴書に書けるレベルではなくても、学び直しの最初の目標として3級を目指すのは非常に効果的です。合格という「わかりやすい成果」が得られることで、自信がつき、次の学習のステップにもつながります。
Q. TOEICと迷っています。どっちがいいですか?
A. 英語初級者なら英検3級からのスタートが断然おすすめです。
TOEICはビジネス寄りでスピードも求められ、基礎がないとかなり厳しい試験です。英検3級は「中学英語の習得」をゴールにしているため、土台づくりに最適。4技能が問われるのも英検の強みです。
Q. 子どもと一緒に受けてもいい?
A. もちろんOKです。むしろモチベーションアップに。
親子で一緒に勉強することで、お互いに励まし合いながら楽しく続けられるというメリットも。会場では親子連れも珍しくないので安心して受験できます。
もし他にも気になることがあれば、コメントでぜひ質問してください。
あなたと同じような悩みを抱える人はたくさんいます。
一歩踏み出したいと思った今が、その「はじめどき」です。
まとめ|大人こそ、英検3級からの学び直しが価値になる
英検3級は、英語をゼロから学び直したい大人にとって、非常にバランスの取れた最初の目標です。
「中学生のときに苦手だったから不安」「こんな年齢で英検を受けて大丈夫かな」――そう思う方も多いですが、実際には多くの大人が受験し、合格し、新たな自信を得ています。
特に英検3級は、
- 中学英語の総復習にちょうどいい
- リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能をまんべんなく伸ばせる
- 「合格」という明確なゴールがあり、学習のモチベーションになりやすい
という点で、TOEICや他の資格よりも取り組みやすく、学び直しのスタートラインとして最適です。
学びに「遅い」はありません。大人だからこそ、目的意識を持って取り組める今がチャンスです。
英検3級をきっかけに、英語が「昔苦手だったもの」から「これから得意になるもの」へ変わっていく、そんな未来を一緒に作っていきましょう。
あなたの一歩を、心から応援しています。